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2012年6月19日
福岡県議会6月定例会。5回目となる一般質問に立ちました。



<新たな教育施策と家庭力、地域力向上>

子どもの学力や体力を向上させるためには、教育施策だけでなく、社会全体の「教育力」を向上させる必要があります。今、同世代がちょうど子育てをスタートさせつつある時期であり、私も「当事者意識」をもって考えなければなりません。

そこで、知事と教育長に対し、教育力を底支えする「家庭の教育力」「地域の教育力」の向上のためにさらなる取り組みを促したうえで、新たな教育施策の展開について具体的な提案を行いました。

教育の根っこは家庭にあります。「学力向上と生活習慣との相関は明らか」(福岡県の2010年度全国学力・学習状況調査の報告書)であり、「早寝・早起き・朝ごはん」をはじめ、当たり前の生活習慣を確立させることが大切です。そのためには、三世代同居や子育て支援策をはじめとする周囲のサポート体制の充実が不可欠であることを指摘し、認識を問いました。知事は「基本的な生活習慣や善悪の区別、社会のルールを守ることなど、保護者がしっかりと子どもに身につけさせていくことが重要」と述べ、いっそうの家庭教育の推進を約束しました。

地域の教育力については、地元・古賀市に好事例があります。古賀東小学校の敷地内を拠点に、世代間交流とシニアの生きがいづくりに取り組む「えんがわくらぶ」です。知事は「学校と連携した世代間交流に取り組んでおられる優れた活動」、教育長も「子どもたちのコミュニケーション能力を高め、豊かな人間性や敬愛の精神を養う。活力ある地域づくりに役立つ」と述べ、ともに高く評価し、県内における世代間交流の推進を約束しました。



さらに、私から具体的な教育施策の展開を提案。福井県の坂井市立丸岡南中学校の先例から、各教科が専用教室を持ち、生徒自らが毎時間、専用教室に出向く「教科センター方式」と、日常的に学年を越えた縦割り活動を実践する「スクエア制」について、福岡県内に導入するように強く求めました。これらの仕組みは、学力向上の基盤である子どもの「自主性」「自律性」、教員の資質向上に極めて有意と考えたためです。教育長も認識を共有し、「先行事例を参考に、これらの取り組みに対する情報収集を行っていく。積極的に取り組みについて検討していきたい」と述べ、前向きに取り組む意向を表明しました。

また、私からは各校種間(幼・小、小・中、中・高)の連携が重要との観点を踏まえ、福岡県が取り組む「中高一貫教育校」の整備の進捗を質問。福岡地区と筑豊地区の全日制普通科高校に募集をかけた結果、申請校がどうなったかを問い、教育長からは「福岡地区1校、筑豊地区2校」との答弁でした。

県教委が今年度から実施できるとの方針を示した「土曜授業」についても教育効果や課題、県内の実施状況を問いました。

<記録文書>
※以下の文書を①→②の順に読むと時系列になります。
①田辺の質問全文(PDFへリンク
②知事・教育長の答弁・田辺の再質問など全文(PDFへリンク

2012年6月28日
住民有志の皆さんの会合で県政報告



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